税込み 5000 円以上の購入で送料無料(通常350円) 税込み 5000 円以上の購入で送料無料(通常350円)
動物病院でジャックラッセルとお医者さん

ワンちゃんの動物病院嫌いを「好き」に変えませんか?

動物病院が苦手で、怖がったり吠えたりするワンちゃんに困っていませんか?しかし動物病院は、ワンちゃんの健康維持に欠かせません。動物病院好きワンちゃんに変身すると飼い主さんはもちろん、獣医さん、スタッフの方の負担も減らせます。今回のブログでは、ワンちゃんが動物病院を好きになってくれるためのコツを紹介しています。ワンちゃんの動物病院苦手克服、是非チャレンジしてみませんか?

ワンちゃんが動物病院を苦手になる理由

ワンちゃんが動物病院を苦手になる理由はさまざま。待合室での見知らぬ犬や猫のニオイや鳴き声、診察室から漏れ聞こえてくる叫び声に驚く子もいるでしょう。

 さらに高い台に乗せられ、たくさんの知らない人に囲まれて押さえつけられて怖い思いをするかもしれません。お尻に体温計を入れられ、毛を剃られたかと思うと痛い注射を打たれて、という経験はワンちゃんにとって恐怖です。

 次に動物病院に行くときは、ワンちゃんの心に不安や怖かった記憶がよみがえり「行きたくない」と思ってしまっても無理はありません。

 もちろん動物病院ではワンちゃんの健康のために全てのことを行なっているのですが、ワンちゃんにとっては理解するのはなかなか困難です。しかもワンちゃんは人間のように「この注射をすれば病気が予防できるから我慢しよう」「けがを治すための処置だから、耐えよう」と考えることはできません。ですから、ひたすら抵抗してしまうのです。

 動物病院が苦手だとこんなにあるデメリット

ワンちゃんの動物病院嫌いが笑いのもとになる程度で済めばいいのですが、ずっと苦手のままだとさまざまなデメリットが生じます。

 大暴れするワンちゃんに対しては、飼い主さんも動物病院のスタッフも大変です。獣医さんに咬みつこうとする、スタッフ総出で押さえつけないとどうにもならないという状況では、思うような診察ができないかもしれません。ずっと吠えていれば、聴診器で胸の音を聞くのも一苦労です。

 そうなると、飼い主さんはワンちゃんを動物病院に連れて行くのがだんだん憂鬱になってくるのではないでしょうか。そのため「いつもとちょっと違う」と思っても様子を見ようとなりがちです。そして本格的に具合が悪くなって、ようやく受診したときには病気が進行していて、治療に時間がかかるかもしれません。

 健康診断を勧められても暴れるワンちゃんを思い浮かべると、なかなか連れて行く気持ちになれないでしょう。そのため体調不良や病気の発見が遅れてしまう可能性もあります。 

動物病院が好きになるメリット

ワンちゃんが動物病院を好きになると、ワンちゃんも飼い主さんにとっても気楽に受診できることが大きなメリットです。待合室でも静かに待てるので、周囲に迷惑をかけることもありません。獣医さんやスタッフの方も、安心して診察できるでしょう。

 健康診断はもちろん、ささいな体調の変化でも受診しようという気持ちになるため、早期発見・早期治療が可能になります。動物病院を好きにすることは、ワンちゃんの健康を守ることにつながるのです。

動物病院を好きにさせるには?

ラブラドールがお耳の検査を動物病院で行う

さて、ワンちゃんを動物病院を好きにさせるにはどうすればいいでしょうか?それは「痛くて怖い場所」から「楽しくてうれしいこともある場所」に徐々に概念を変えていくことです。

飼い主さんが変わる

動物病院に行くとき、実は飼い主さんの方が緊張していませんか?「吠えるかもしれない」「うちの子に病気が見つかったらどうしよう」など、不安な思いを抱いているとどうしてもワンちゃんに伝わります。

心を落ち着かせて、堂々とした態度で振る舞い、ワンちゃんの頼もしいリーダーになりましょう。ワンちゃんには深刻な表情を見せず、笑顔を見せるように心がけます。もちろん動物病院のスタッフの方とも笑顔で話すようにしてください。これだけでもワンちゃんは安心するでしょう。

かける言葉に注意する

飼い主さん自身の気持ちを落ち着かせたら、今度はワンちゃんへの声かけにも気を配りましょう。動物病院に行くたび「痛い思いさせてごめんね」「かわいそうだね」と言っていませんか?または「ダメ!」「ちゃんとしなさい」と叱っていませんか?

ネガティブな声かけは、ワンちゃんをますます不安にさせます。「動物病院に来ると叱られる」というイメージを与えてしまうでしょう。飼い主さんの声かけでワンちゃんが不安になり、その様子を見てさらに飼い主さんの気が沈んでイライラする、という悪循環が生じがちです。

まずは「ネガティブな言葉は口にしない」ということを意識して、明るくほめることを心がけてください。診察や検査が終わってからも思い切りほめてあげましょう。

動物病院に協力してもらう

動物病院に協力してもらうのは大変効果的です。「動物病院を好きにさせたい」と相談してみてください。 

許可が出たら、待合室などでおやつを食べさせます。診察台の上で、おやつを食べさせるのもいい方法です。

さらに獣医師やスタッフの方にもおやつを与えてもらいます。「動物病院はおいしいものが食べられる、いいこともある。動物病院の人は痛いことやいやなことをするだけではない」という感覚を覚えさせるためです。

ただ、動物病院の中に入るだけでも大変なワンちゃんもいます。そういった場合は、無理をせず、まずは玄関先や駐車場でおやつを与えてください。

散歩のとき、特に用がなくても立ち寄って病院の玄関などでおやつを食べさせます。すると「ここに来るといいこともある」と印象が変わっていくでしょう。

ペットたちを動物病院好きにさせる取り組みを行っている病院もあります。その場合は、動物病院の指示に従ってください。

子犬はパピークラスに参加する

ワンちゃんがまだ子犬なら、動物病院が主催するパピークラスに積極的に参加してみるのものおすすめ。パピークラスは、動物病院に慣れさせて好きにするためのプログラムが組まれています。子犬時代に動物病院好きにしておくと、成犬になってからも好きなまま過ごしてくれることが多いようです。

あきらめないで少しずつ

ペットのトイプードルとお医者さん

動物病院が苦手だったワンちゃんが、いきなり好きになるわけではありません。せっかくおやつを持って行っても、食べずに暴れてしまうということもあります。しかし、「うちの子はダメかも」と思わないでください。

「動物病院大好き」までいかなくても「なんとか耐えられるレベルでもいい」と飼い主さんがリラックスすることも大切です。決して叱らず、やさしく声をかけながらあきらめずに続けていきましょう。