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ワンちゃんのトイレトレーニングの方法とコツ 大人のワンちゃんも大丈夫

ワンちゃんのトイレトレーニングの方法とコツ 大人のワンちゃんも大丈夫

ワンちゃんのトイレトレーニングに挑戦しませんか?おうちの中で排泄できると、ワンちゃんにも飼い主さんにもメリットがたくさんあります。トイレトレーニングは、子犬はもちろん、大人のワンちゃんや高齢ワンちゃんも大丈夫。今日からさっそくスタートしてみましょう。

おうちでトイレできるメリット

ワンちゃんが家の中で排泄できるようになると、たくさんのメリットがあります。

・散歩に行けなくても大丈夫

台風や大雪など、悪天候でも無理に散歩に出る必要がありません。また、ワンちゃんや飼い主さんが体調不良のときも安心です。

・周囲の環境を汚さない

道路や公園を汚さずにすみます。いくら水で汚れを流しているといっても、夏場はニオイが残りがちです。近隣の人に迷惑をかける心配もなくなります。

・旅行や災害時も安心

トイレトレーニングでは「ワンツーワンツー」「シーシー」など、飼い主さんが声をかけて合図をします。合図を覚えると、旅行や災害時の避難所など慣れない場所での排泄もスムーズです。

・ワンちゃんが高齢になったときも安心

家での排泄が習慣になっていると、高齢ワンちゃんの介護が楽になります。足腰が弱ったワンちゃんを抱きかかえて外に出す負担もありません。

準備するもの

・ワンちゃんの体サイズに合ったトイレトレー

ペットシーツをかじってしまうワンちゃんは、メッシュカバーがついたトイレがおすすめです。

・ペットシーツ

多めに用意しておきます。

・サークルまたはケージ

サークルやケージのような囲まれる場所をトイレにすると、失敗が少なくなります。家事などで、ワンちゃんから目を離さすときも便利です。

トレーニングの方法

トイレトレーニングは、タイミングがカギ。ワンちゃんの排泄のタイミングを逃さないようにしましょう。

ワンちゃんのトイレのタイミングを記録

おうちのワンちゃんがどういう状況で排泄をするか、パターンをよく観察しましょう。パターンをつかむと、タイミングを逃さずトイレに誘導することができます。
ワンちゃんの多くは、起きた直後、ご飯を食べたあと、遊んだあとに排泄します。なんとなくソワソワしている、クンクン地面を嗅いでいる、くるくる回転しているときは、排泄のサインです。

トイレの場所を決める

ワンちゃんは、自分の寝床や食事をする場所などでは排泄をしません。そのためトイレはワンちゃんの生活の場からは、ある程度離す必要があります。人の出入りが少なく、大きな音がしない、落ち着いて排泄できる場所をトイレの場所にするといいでしょう。

トイレの用意

サークルで囲み、トイレトレーを置いてペットシーツを敷き詰めます。

排泄のタイミングでトイレに誘導

ワンちゃんのトイレサインを見つけたら、すかさずトイレに連れて行きましょう。「ワンツーワンツー」「シーシー」など声をかけてください。排泄を始めたらほめてあげましょう。

排泄直後にごほうび

トイレで排泄できたら、すぐにごほうびを与えます。食べ終わったら、トイレから出します。ごほうびのタイミングが遅れないように、トイレのすぐ近くにおやつを置いておきましょう。

子犬には自分でトイレを選ばせても◎

子犬は、遊びに熱中するとトイレに行くことを忘れがちです。その辺に、いきなり排泄をすることもあります。しばらくは子犬が過ごす部屋を決めて、部屋中どこで排泄してもいいように、ペットシーツを敷きつめておくと安心です。
あちこちで排泄していた子犬も、だんだん同じ場所でするようになってきます。そこをトイレと決めれば、粗相することも少ないでしょう。

大人のワンちゃんは散歩にもペットシーツを練習

大人のワンちゃんによっては、ペットシーツの感触そのものに慣れていない子もいます。その場合、いきなり家の中のトイレにしなさいといっても、困惑するかもしれません。
しばらくは、散歩でペットシーツに排泄する練習をしましょう。ワンちゃんが排泄するタイミングで、ペットシーツを差し出します。ペットシーツの感覚を覚えさせるために、足で踏ませるようにしてください。
ここで「ワンツーワンツー」や「シーシー」と声をかけて合図も覚えさせましょう。ちゃんとできたらしっかりほめます。

トイレトレーニングの注意点

ワンちゃんのトイレトレーニングは、飼い主さんとのコミュニケーションでもあります。成功するように、次の点に注意してください。

声かけの合図は家族で統一する

「ワンツーワンツー」「シーシー」など、声かけは家族間で統一しましょう。みんながバラバラだとワンちゃんは困惑します。
家族だけのユニークな合図にするより、一般的な「ワンツーワンツー」などがおすすめです。ペットシッターさんや、ペットホテルなど預け先でも排泄がスムーズになります。

見つめすぎない

あまりに飼い主さんが見つめすぎると、気にしてしまうワンちゃんもいます。期待を込めてワンちゃんの一挙一動を見守りたくなると思いますが、「見ないふり」をしながら見守ってください。

怒らない・叱らない

どんなに失敗しても、怒ったり叱ったりしないでください。もちろん叩くのは絶対やめましょう。

ワンちゃんたちは怒られても、なぜ怒られているかわからないのです。それだけでなく、排泄すると怒られると勘違いする恐れもあります。そうなると、家具など目につかない場所で隠れて排泄したり、うんちを食べて隠したりするかもしれません。
逆に、たとえ叱られていても飼い主さんの注目を浴びることがうれしくて、わざと粗相をするケースもあります。
特に大人、高齢のワンちゃんのトイレトレーニングは時間がかかるかもしれません。子犬はおもらしも多く、なかなか思い通りには排泄してくれないでしょう。

「トイレトレーニングは時間がかかって当たり前」とゆったりした気持ちで取り組んでください。飼い主さんがリラックスするとワンちゃんもリラックスします。

こんなときは受診を

トイレ以外での排泄が頻繁に続くときは、膀胱炎などの病気の可能性もあります。逆に排泄の恰好をするのに、おしっこが出ないときも、早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ

ワンちゃんが家で排泄するメリットはたくさんあります。子犬はもちろん、大人のワンちゃんでも高齢ワンちゃんでもトレーニングは可能なのでチャレンジしてみてください。
ただし、できるようになるまで時間がかかることもあります。決して叱らず、大らかな気持ちで見守ってあげましょう。上手にできたらたくさんほめてください。