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ワンちゃんの歯をキレイに保つためには?口臭対策についても解説

ワンちゃんの歯をキレイに保つためには?口臭対策についても解説

ワンちゃんもひとと同じく、健康を維持するためには食事・運動・睡眠は非常に重要な三大要素といえます。なかでも食べることを楽しみにしているワンちゃんは多いでしょう。食べるためには歯の健康を保つことが必要不可欠です。今回は、ワンちゃんの口臭の原因と対策について解説します。また、ワンちゃんの歯をキレイに保つために飼い主さんがするべきことも併せてご紹介します。愛するワンちゃんのためにできることです。ぜひ参考にしてください。


ワンちゃんのお口が臭う!考えられる6つの原因とは?

ワンちゃんの口臭が気になったことのある飼い主さんは少なくないでしょう。口臭の原因をよく理解し、対策に徹することが大切です。

では、どのような原因が考えられるのでしょうか。考えられる6つの原因をそれぞれみていきましょう。


お口の中が乾燥している

ワンちゃんは人間のように汗をかくことができません。ワンちゃんが暑そうにしているとき、ハアハアと口呼吸をしていませんか?これはパンティングと呼ばれるもので、体内の熱を放出するときにする行動です。

通常だと、ワンちゃんのお口の中は唾液で潤っていますが、パンティングをし続けると唾液量が減ります。よって口腔内が乾燥しやすくなり、口臭が出てしまうという訳です。

唾液の分泌量を保つために、いつでも新鮮な水を用意してあげてください。また暑い季節は特に水分補給を促してあげるようにしましょう。


フードが傷んでいる

傷んでいるフードを食べた場合、食べかすが口の中で腐敗し、口臭の原因になってしまうことがあります。袋タイプのフードなら、開封後はチャックをきちんと締めることを徹底してください。密封容器に入れ替えて保管することもおすすめです。


虫歯になっている

健康なワンちゃんの唾液は、アルカリ性で虫歯になりにくいといわれています。ではなぜ

アルカリ性だと虫歯になりにくいのでしょうか。

虫歯菌というのは糖を分解して酸を出し、歯を溶かす性質を持っていますが、口内がアルカリ性であれば、酸と中和するため虫歯になりにくいのです。

きちんとアルカリ性の唾液が出ていれば、虫歯菌は増えることも、留まることもありません。

しかし、ワンちゃんの歯がいくら虫歯になりにくいとはいえ、唾液だけでは歯に詰まった食べかすを完全に無くすことは不可能です。さらにワンちゃんの歯は、デンタルケアをしないと約3日から5日で歯垢が歯石になり、この段階で口臭が発生しはじめます。さらにこの状態を放置してしまうと、細菌が繁殖し、歯周病になってしまいます。


歯が丈夫でなければ食べ物を噛むことができなくなります。ひとと同じですよね。

歯が機能しなくなると食欲が落ちてしまいます。そして、十分な栄養が摂れなり、体力がなくなると衰弱してしまう可能性も否定できません。

ワンちゃんの歯を虫歯から守るために、飼い主さんができることは歯のケアです。ぜひ毎日のケアを習慣化してください。


歯周病になっている

歯周病とは、歯茎と歯の間に細菌が入り、歯の周りに炎症が起こる疾患のことです。3歳を過ぎたワンちゃんの約8割が歯周病にかかっているともいわれています。

歯周病にかかっているワンちゃんには、以下のような症状がみられます。


・口臭がきつい

・歯茎や歯肉の腫れ

・よだれに血が混じる

・口元を触らせてくれない

・硬い食べ物を食べなくなる

・食べるときに顔が傾く

・脚で口や歯を掻く

・カチカチと歯を慣らす


虫歯とは違い歯周病は、痛みを感じることが少ないため、症状が進んでからわかることが多いです。口臭がしたり、歯茎の腫れや出血が見られたときはもちろん、ワンちゃんが不自然な仕草をする場合は、早めに動物病院を受診してください。早期の治療が大切です。


便秘・腸閉塞・腸捻転を起こしている

便秘をしているワンちゃんにも口臭が起きることがあります。便秘というのは腸内にある食べ物が排出されない状態です。放置しておくと体の中に毒素が溜まったままとなり、お口から便のような臭いを発するようになってしまいます。

ワンちゃんのお口から便のような臭いがして、なおかつ嘔吐をしてしまうときは、できるだけ早く動物病院の受診が必要です。ひどい便秘、腸閉塞、腸捻転などを起こしている場合が考えられます。


内臓でトラブルが起きている

腸だけではなく、胃や肝臓、腎臓などで何かしらのトラブルが起きている場合にも口臭が怒ることがあります。口臭以外にも食欲がない、元気がない、嘔吐するなど、ワンちゃんからサインが出ているときは、早めに動物病院を受診をするべきです。


ワンちゃんの歯をキレイに保つためにすることとは?

ワンちゃんの歯をキレイに保ち、虫歯や歯周病、口臭予防をするためには、毎日のデンタルケアが大切です。普段から飼い主さんがお手入れをしてあげることにより、虫歯や歯周病、口臭を避けることができます。


飼い主さんがワンちゃんのお手入れをして予防する


昨今では、ワンちゃん専用のさまざまな種類のデンタルケアグッズがたくさん売られています。それらを使い、食後には歯のお手入れを習慣化することをおすすめします。

スムーズにお手入れをするためにも、ワンちゃんがパピーの時から、お口の中を触らせてくれるように慣れさせておくといいでしょう。

また、食後にはみがきガムを与える、ロープや紐の付いた玩具で引っ張りごっこをして遊ぶことで、歯の間に挟まった食べかすが取れたり、歯や顎を鍛えたりすることもできます。これらは予防として効果を期待することができます。


動物病院やトリミングサロンなどで定期検診を受ける


動物病院やトリミングサロンでも歯石除去を行っているところがあります。飼い主さんが入念にお手入れをしていても、磨き残しがあると細菌が増えてしまうこともあるため、数カ月に一度は歯の検診を受けるといいでしょう。


治療が必要な場合は動物病院で

虫歯や歯周病の治療は動物病院での処置になります。症状がひどい場合は、全身麻酔による治療が必要になってくるため、ワンちゃんの身体的・精神的苦痛も大きく、また、費用が高額になる場合もあります。日頃からデンタルケアには気を配りたいですね。


まとめ

ワンちゃんの口臭が起きる理由として、最も考えられるのは「歯」だということがわかりました。

虫歯や歯周病は、歯のケアを行うことで防ぐことができます。

歯のお手入れを習慣化していれば、それだけでも口臭予防や虫歯、歯周病から守ってあげることができるでしょう。

歯ブラシやフロスで磨く、ロープや紐で引っ張りごっこをする、はみがきガムを与えるなど、飼い主さんができるケアをしてあげてください。

また、動物病院での定期的な歯の検診を受けることもおすすめします。