トイ・プードルの魅力を知ろう!性格と特徴から飼い方まで徹底解説
ふわふわとした毛並みにクリクリの目、まるでぬいぐるみのようなトイ・プードルは、世界中の多くの人に愛されています。人懐こい性格で賢く、学習能力が高いことも特徴です。今回は、トイ・プードルの魅力や性格と特徴、飼い方のポイント、お手入れ方法、歴史まで詳しくご紹介します。
大人気!トイ・プードルの魅力とは?
トイ・プードルは、JKC(一般社団法人ジャパンケンネルクラブ)の「犬籍登録頭数」では15年連続で1位、アニコム損害保険株式会社が毎年発表している「犬種別人気ランキング」では2008年から現在まで1位に輝いています。人気のある証拠ですね。
トイ・プードルの姿はまるでぬいぐるみのようで、愛らしい顔立ちと、ふわふわの毛並みが特徴です。
とても人懐こいフレンドリーな性格をしているため、家族以外のひとや、ペットとも仲良くすることが得意です。
また、家族との絆を大切にするため、初心者でも飼いやすい犬種といわれています。
そしてトイ・プードルは、小型で軽量なため、電⾞やバスなどでの移動もしやすいです。
お出かけや旅行も一緒に楽しめそうですね。
トイ・プードルの性格と特徴
かわいらしい姿にばかり着目してしまいそうですが、トイ・プードルのもともと持つその性格に魅了されてしまうひとも少なくありません。
それでは、トイ・プードルの性格と特徴について詳しくご紹介します。
賢くて学習能力が高い
トイ・プードルはとても賢くて、学習能力が高く、小型犬のなかでは、無駄吠えが少ない犬種だといわれています。
最近では、その賢さと能力の高さ、社会に順応しやすい性質を見込まれて、警察犬に採用されたり、サーカスで芸を披露したりするトイ・プードルもいます。
新しいことを覚えるのが得意なので、トレーニングがしやすく、さまざまな芸を教えることも可能です。
活発・元気・フレンドリー
トイ・プードルは、小型犬のなかでも活発で運動量が多い犬です。
そのため、お散歩や遊びが好きな子が多いのも特徴的です。
また、トイ・プードルはフレンドリーな性格をしている子が多く、家族以外のひとやよその犬、犬以外のペットとも仲良くすることができます。
このような性格からもトイ・プードルは飼いやすい犬種ということがわかりますよね。
標準的な体格
プードルには次のような体格による種類分けがあります。
『トイ・プードル』・・・体重3kg前後/体高24~28cm
『ミニチュア・プードル』・・・体重5~8kg/体高28~35cm
『ミディアム・プードル』・・・体重8~15kg/体高35~45cm
『スタンダード・プードル』・・・体重15~19kg/体高45~60cm
一般的には、10㎏以下の犬は「小型犬」に分類されるので、トイ・プードルはもちろん小型犬です。
ただし、トイ・プードルとして迎えた子が大きく育つケースもあります。
「先祖返り」といって、何代も前の祖先の遺伝子情報が突然その子孫に現れるということが影響しているようです。
トイ・プードルはもともとは、ミニチュア・プードルから小さく改良した規格です。
さらに、ミニチュア・プードルは、ミディアム・プードルから、ミディアム・プードルはスタンダード・プードルから、といったように、トイ・プードルの祖先はスタンダード・プードルなのです。
なので、トイ・プードルが標準の体格より大きく育ったときは、先祖返りが起きたということも考えられます。
体重だけが標準より重くなる肥満とは違うので、体高とのバランスをみてくださいね。
補足しますと、トイ・プードルよりさらに小さな「ティーカップ・プードル」と呼ばれるプードルもいますが、JKC公認サイズではないため犬籍登録頭数には含まれていません。
毛色の種類
JKCの公認カラーは次の11色で、単色が公認色となっています。
ブラック、ホワイト、ブラウン、レッド、ブルー、クリーム、カフェオレ、グレー、アプリコット、シルバー、シルバーベージュ
このようにカラーバリエーションが豊富です。
また、単色以外にも、パーティーカラーという2色以上の色から構成されている希少なトイ・プードルもいます。
同じトイ・プードルでも、カラーによってだいぶイメージが変わりますね。
トイ・プードルの飼い方
では、トイ・プードルの飼い方、「トレーニング方法」「ごはんとおやつ」「お散歩の頻度」について解説していきます。
トレーニング方法
トイ・プードルは賢くて学習能力が高いため、トレーニングがしやすいといわれています。
パピー期に行うトイレトレーニングや、マテ・フセ・お座りなど、基本的なコマンドの飲み込みも早いようです。
遊ぶことが好きな犬種なので、遊びのなかに知育トイやパズルなどを活用すると、トレーニングが進みやすいでしょう。
ごはんとおやつ
トイ・プードルは、顎が小さいことや涙やけができやすいといった特徴があります。
そのようなことから、総合栄養食のドッグフードは、小粒で飲み込みやすいタイプを選びましょう。
涙やけが気になる場合は、涙やけをケアできる成分の入ったフードを選ぶとよいですね。
おやつのサイズや形状も、顎の小ささを考慮して、食べやすいものを与えてあげてください。
GoDoggyで販売しているヒマラヤ産ヤクチーズSサイズは、体重10kg以下の犬向けの大きさです。
小型犬のトイ・プードルでも食べやすく、人気のおやつです。
その他、Mサイズ・Lサイズ・XLサイズと幅広いサイズ展開で犬に合った大きさを見つけることが出来ます。
お散歩の頻度
トイ・プードルは活発で遊び好きな犬なので、毎日2回、15分から30分程度のお散歩が理想的です。
雨の日などでお散歩が難しいときは、室内でボール遊びをしたり、ドッグランで自由に運動させたりするのもいいでしょう。
ほかの犬とも仲良くできるので、ドッグランの利用はおすすめです。
また、学習能力の高さと優れた運動神経を活かして、ドッグスポーツやダンスにチャレンジするのもよいかもしれませんね。
トイ・プードルのお手入れ方法
トイ・プードルはシングルコートなので抜け毛が少なく、体臭も出にくいといわれています。
しかし、毎日のブラッシングと定期的なトリミングは必要です。
トイ・プードルの特徴でもある巻き毛は絡まりやすく、毛玉ができやすいので、丁寧にブラッシングしてケアしてあげましょう。
また、毛は伸びやすいため、トリミングは月に一度を目安にして、定期的に行うことをおすすめします。
特に目の周りや脚先の毛は、定期的にカットをしないと、毛が目に入ってしまったり、滑りやすくなって転倒したりする可能性が高まります。
そして、カットで見た目の変化を楽しめるのもトイ・プードルならではです。
カットの種類は豊富にあり、ティディベアカット、ピーナッツカット、アフロカットなど、かわいらしさのバリエーションが広がるのも楽しめます。
トイ・プードルの歴史
プードルの祖先犬については諸説ありますが、フランスにおいて水辺の鳥猟として役目を担っていたという説が有力視されています。
その後、愛玩動物としてフランス貴族から寵愛を受け、小型化が進み、初めにミニチュア・プードルが、18世紀頃にはトイ・プードルが生み出されました。
その後は世界中に広まり、日本に入ってきたのは1949年です。
アメリカから輸入されてきた3頭から歴史が始まりました。
現在では皆さんもご存知の通り、トイ・プードルはその愛らしさと飼いやすさから、高い人気を保持しています。
まとめ
トイ・プードルは、はじめて犬を迎えるひとにも飼いやすい犬種といわれています。
飼いやすさの理由としては、次のようなことが挙げられます。
・ぬいぐるみのような愛らしさ
・人懐こい性格で学習能力が高いため、トレーニングがしやすい
・抜け毛が少なく、体臭があまりない
・カットで見た目のバリエーションが豊富
・小型で軽量なため、お出かけや旅行に連れて行きやすい
トイ・プードルは毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必要です。
そしてトイ・プードルは、家族の和を大切にする子が多いので、たくさんの愛情を注いであげることが大切です。
遊びやトレーニングを通じて、一緒に楽しい時間を過ごしてくださいね。