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ワンちゃんにとってローハイドガムはよいものか、注意点も解説!適切に与えよう

犬にとってローハイド(牛皮)ガムはよいものか、注意点も解説!適切に与えよう

骨の形をしたローハイド(牛皮)ガムは、デンタルケア効果やストレス解消の効果が期待できるため、犬に与えている飼い主さんも多いでしょう。今回はローハイド(牛皮)ガムが犬にもたらすメリットや注意点などを詳しく解説します。また、適切な与え方とローハイド(牛皮)ガムの選び方についてもご紹介します。

ローハイドガムとは?

ローハイド(牛皮)ガムとは?

ローハイド(牛皮)ガムとは、主に牛や馬の皮革を原料として作られた骨の形のガムのことで、ローハイド(牛皮)とは「raw(生) 」+「hide(皮革)」という2つの言葉からなる造語です。


一般的にローハイド(牛皮)ガムに使用されている皮革は、ベルトや靴などに使用されている外皮ではなく、その内側の生の皮を利用します。


犬のおやつに用いられている皮革は、加工段階で焼いたり煮たりといった工程はないため、生皮と呼ばれています。



ローハイド(牛皮)ガムの種類

一般的に市場に多く出回っているローハイド(牛皮)ガムは牛皮のものが多いですが、原材料として使われているものは、ほかにもいくつか種類があります。


・牛皮

・小麦などの穀物類で作られたもの

・低脂肪のもの


牛皮アレルギーの犬にローハイド(牛皮)ガムを与えることは避けるべきです。穀物類を原材料としたガムを与えるようにしてくださいね。また、牛皮のローハイド(牛皮)ガムのカロリーが気になる場合も、牛皮が原材料であるローハイド(牛皮)ガムではなく、低脂肪タイプのガムを与えるとよいでしょう。


購入するときは、パッケージに記載されている原材料をしっかりと確認するようにしてください。


また、ローハイド(牛皮)ガムには骨の形をしている商品が多く見受けられますが、ほかにも細長く巻かれているスティック状のものや、平たい形状のもの、リボンの形になっているかわいらしいものなどがあります。


原材料や形状の種類も豊富にありますが、犬の年齢や体格などを考慮して選ぶようにしましょう。


ローハイドガムを与えるメリット

ローハイド(牛皮)ガムを与えるメリット

犬にローハイド(牛皮)ガムを与えるメリットは2つあります。


まずひとつ目のメリットですが、ローハイド(牛皮)ガムを嚙むことで、犬の歯がきれいになる効果が期待できることです。噛んでいるうちに歯石や食べかすが取れやすくなるでしょう。


また、ローハイド(牛皮)ガムを嚙む行為によって唾液量が増え、口腔内の衛生を保てる効果が期待できます。


ふたつ目のメリットは、長時間かけてローハイド(牛皮)ガムを噛むことにより、犬のストレスが軽減されることです。


犬も日々の生活の中でストレスに感じることはあります。家具などをかじったり、頻繁に吠えたりしている場合は、かなりストレスを抱えているのかもしれません。


飼い主さんからみて、犬がストレスを感じていると思ったときに、ローハイド(牛皮)ガムを与えてみるとよいでしょう。時間をかけてローハイド(牛皮)ガムを噛むことでストレス解消になるかもしれません。


ローハイドガムを与えるときの注意点

ローハイド(牛皮)ガムを与えるときの注意点

骨型のガムを両手で押さえて黙々と噛んでいる犬、かわいらしいですよね。

しかし、犬にローハイド(牛皮)ガムを与えるときには、注意しなければならないことが2点あります。


犬の口に入るものですから、飼い主としてぜひ知っておきたいことです。それでは早速詳しくみていきましょう。



製造工程に難ありのローハイド(牛皮)ガムがある

「ローハイド(牛皮)ガムを犬に与えて大丈夫なの?」と怪訝な思いを持つ飼い主さんもいるのではないでしょうか。


ご存じの飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、実際にローハイド(牛皮)ガムを食べた犬が嘔吐し、その商品がリコールされたことがありました。2008年の出来事です。原因は、製造工程の殺菌、漂白の段階で使用される過酸化水素の洗浄が不十分だった、ということでした。


牛皮が原材料のローハイド(牛皮)ガムは骨に似せた外観にするため、漂白加工が施されている場合があります。


では、一般的に流通しているローハイド(牛皮)ガムの製造工程をみていきましょう。


(1)皮に付着している被毛を取り除くために強いアルカリ性である硫化ナトリウムという薬品溶液に浸す


(2)過酸化水素で殺菌消毒と漂白作業を行う


(3)安息香酸ナトリウムや人工着色料、防腐剤などが用いて製品化される


製造工程で使われている化学薬品は、牛や馬の皮をきれいに加工するためだったり、病原微生物の発生を抑えるためだったりするものと考えられます。


人間の食べるものにも化学薬品などは多用されていますが、厚生労働省の食品衛生法によって、使用基準は厳しく定められています。


一方ペットに与える食べ物については、農林水産省のペットフード安全法で基準や規格が定められてはいますが、化学薬品の名称は記載されていないのです。ただし、製造にあたって有害物質や病原微生物に汚染された原材料を用いてはならないという規定はあります。


どのような化学薬品が使用されているのか不明瞭ですし、化学成分や添加物を長期にわたって犬が摂取することは考えものですよね。


ですから、犬に良質なローハイド(牛皮)ガムを与えるためにおさえたいポイントは2つです。


化学薬品を使用しない製法で作られているのか?ひとが食べても問題のない素材を使用しているのか?、この2点は大変重要なポイントといえるでしょう。


漂白剤を用いている商品かどうかの判断基準として、以下のようなことをご紹介しておきます。


・漂白剤を用いているローハイド(牛皮)ガム⇒皮が薄く、表面がツルツルしている

・漂白剤を用いていないローハイド(牛皮)ガム⇒皮が厚く、表面がザラザラしている


飼い主さんは、犬の口に入る食べ物の特徴を知り、製造工程や原材料について見極める目が大切です。



犬が嚙んでいる間は目を離さない!

噛んでいる間に犬が丸飲みできるサイズにまで小さくなったときは、すぐに取り上げてください。誤飲をしてしまう可能性があります。喉や食道に引っかかったり、気管支に入ってしまったりすると大変危険です。


実際に犬が食べている最中に、急にむせだしたり、吐き戻そうとしたりしている姿を見て、ヒヤッとした飼い主さんも少なからずいるようです。


さらに危険なのは、牛皮のローハイド(牛皮)ガムは消化されるスピードが遅いという点です。


消化されにくいローハイド(牛皮)ガムは長時間、胃や腸に留まってしまうことがあります。そうなると腸が詰まり、腸閉塞を起こしてしまう可能性もあります。これは最悪の場合命にかかわることです。


普段から食べ物を飲み込んでしまう癖がある犬は特に注意が必要です。


大きめのローハイド(牛皮)ガムを与えるときは、カミカミする時間を決めましょう。ある程度の時間が経過したら、おしまいにさせるとよいですね。


いずれにしても犬がローハイド(牛皮)ガムをかじっている間は、目を離さないようにしてください。



安心して与えたい!良質なローハイド(牛皮)ガムの選び方と与え方

ローハイド(牛皮)ガムだけではなく、犬に与える食べ物は、安全性が高いものを与えたいですよね。そのためには、飼い主さんが厳選して商品を選ぶことが大切です。


それではローハイド(牛皮)ガムの選び方と与え方について解説します。


原産国や原材料、製法が明確なものを選ぼう

パッケージに「国産」や「日本製」「Made in JAPAN」と記載されているローハイド(牛皮)ガムは、安全性が高いといえます。なぜならこれら国産品の商品は、国が定める「ペットフード安全法」という法律の基準をクリアしたものだけが流通しているからです。


もちろん海外製の商品でも、厳正な基準をクリアしたものだけが販売されています。海外でもペット先進国といわれている国もあり、日本製に引けを取らない商品も数多くあります。


商品の原産国や原材料、製法が不明瞭なものは購入すべきではありません。一部商品には「犬に与えるべきではないものもある」ということだけは覚えておくようにしましょう。


また、昨今では、犬のためだけに作られたおやつやフードを販売している専門業者が増えてきました。産地にこだわりを持ち、厳選された原材料を使用している高品質なものばかりです。


お値段はそれなりにしますが、安心安全なものを犬に与えたいならばプライスレスではないでしょうか。



犬の年齢に合った硬さ、柔らかさのものを選ぼう

犬に与えるフードやおやつには、推奨されている年齢があります。推奨年齢を目安とし、硬すぎず、やわらかすぎない商品選びが重要です。


というのも、永久歯が生えたばかりのパピーに硬すぎるものを与えてしまうと、歯が欠けてしまう恐れもあるからです。逆にやわらかすぎるものも丸飲みしてしまう危険性もあります。シニアの犬にも同様のことが言えます。


パピーやシニアの犬には、成犬に与えているローハイド(牛皮)ガムとは別のタイプのものを与えるようにしたいものです。


推奨年齢の目安は商品のパッケージに記載されています。よく確認してから購入し、犬に与えてあげてくださいね。



犬の体格や体重に合ったサイズのものを与えよう

犬の体格や体重に見合っていないものを与えてしまうと、以下のような危険性が考えられます。


・長すぎる⇒口内に傷をつくってしまう

・短すぎる⇒誤飲のもとになる


食べきりサイズの理想的な長さは、犬が口にくわえたとき、口の両端から2~3センチはみ出る程度のものがよいとされています。


商品のパッケージには対象となる体格、体重の目安が記載されているはずです。犬に見合ったサイズのものを与えてあげてくださいね。


犬にローハイドガムを与えるメリットには

まとめ

犬にローハイド(牛皮)ガムを与えるメリットには、デンタルケア効果とストレス解消のふたつがあることがわかりました。


また、犬にローハイド(牛皮)ガムを安心して与えるためには、以下のように飼い主さんが正しい商品を選ぶことが大切であることもわかりました。


・犬の体格や体重、年齢に見合ったものを選ぶ

・原材料、産地、製法が明確であるものを選ぶ


犬は自分で食べ物を選ぶことができません。飼い主さんから与えられたものをためらいなく食べるため、おやつやフード選びには細心の注意を払う必要があります。


そして、犬がローハイド(牛皮)ガムを食べている間は目を離さないようにすることが重要です。


犬の健康を第一に考え、安心して与えるためには、厳選された素材であること、なおかつ産地や製造工程が明確であるローハイド(牛皮)ガムを選ぶようにしてくださいね。