犬のおやつはどれくらいが適量?健康的なおやつの選び方

犬のおやつはどれくらいが適量?健康的なおやつの選び方

おやつが大好きな犬は多いですよね。おやつは犬の楽しみのひとつであり、トレーニングのご褒美やコミュニケーションをとるために役立ちます。しかし愛犬へ与えるおやつの適量はご存知ですか?与えすぎは栄養の偏りや肥満につながる可能性があります。今回は犬の健康を考慮したおやつの選び方と適量についてお伝えします。


健康的で安全なおやつ選びの基本

おやつを見た瞬間に目を輝かせる犬は多いことでしょう。


そんなかわいい愛犬には、健康的で安全なおやつを選びたいですよね。


では、おやつを選ぶときにチェックしたい6つの項目をお伝えします。

原材料

原材料

まずはじめに、原材料の確認はとても重要です。

パッケージに記載されている成分表をチェックする際は、主な原材料とその割合を確認しましょう。

また、原材料の産地や製造工程が明らかな商品が望ましいです。

無添加おやつ

無添加おやつ

愛犬の健康を考えると、添加物が含まれていないシンプル素材のおやつがおすすめです。

特に自然素材を使用した無添加おやつは、高品質で栄養価が高いものが多く、アレルギーリスクの低減効果が期待できます。

原材料にメインの素材のものしか使われていないものや、保存料や着色料、香料などの添加物が入っていないものを選びましょう。

年齢に合ったもの

年齢に合ったもの

おやつは年齢に応じたものを選ぶことも大切です。

パピーには、成長をサポートするためのカルシウムやタンパク質などの栄養が豊富に含まれたおやつがおすすめです。

しかし、永久歯が生えそろっていない段階で硬いものを与えてしまうと、歯に負荷がかかり過ぎてしまうため控えるべきです。

一方、シニア犬には消化がしやすく、カロリー控えめなおやつを選ぶことが大切です。

内臓が弱くなりがちな年齢ですので、胃腸に負担をかけないような成分を含むおやつを選びましょう。

食べやすさ

食べやすさ

おやつのパッケージには「小型犬用」「大型犬用」などとサイズが記載されている商品が多いです。

小型犬に大型犬用のものを与えると、大きすぎて食べにくい、硬すぎて歯や歯肉を傷めてしまうといったことがあります。

逆に大型犬に小型犬用のものを与えると、丸飲みしてしまう可能性があり、誤飲につながることもあります。また、すぐに食べ終えてしまうので、たくさん与えてしまいがちです。

このように体格などを考慮して、犬が食べやすいサイズ、形状のおやつを選びましょう。

カロリー

カロリー

本来は総合栄養食のフードと水だけで必要な栄養は補えるため、おやつはできるだけ低カロリーのものを選びましょう。


一般的にカロリーの表示は、パッケージの裏面に「○○kcal/100gあたり」と記載されていることが多いです。


用途

用途

おやつは愛犬とのトレーニングやコミュニケーションを深めるために有効な手段ですが、ただ与えるのは健康的にもしつけの面でもよくありません。

おやつをどのようなときに与えるのか、用途をはっきりさせておきましょう。

トレーニングでは、ご褒美として使うことができ、犬はポジティブな行動を習得しやすくなります。

病気や高齢によって食が細くなってしまっている犬には、食欲をそそらせるためにおやつを用いてもよいですね。

飼い主さんはもちろん、愛犬のお世話に関わるひとは、用途と適量を守って与えるようにしてくださいね。



愛犬に適切なカロリーを知ろう!

おやつを与えるときには、愛犬の1日の総カロリー摂取量を考慮することが重要です。

一般的な目安として、おやつは1日のカロリー摂取量の10~20%以内に収めることが望ましいといわれています。

では、フードとおやつのバランスを知るために、愛犬の1日に必要なカロリー量について勉強していきましょう。


犬が1日に必要なカロリーを計算する方法

犬のカロリーを算出する計算式はいくつかありますが、ここでは環境省が公表している「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」の算出方法をご紹介します。


(1)まずはじめに安静時に必要なカロリーを求めます。


 安静時のエネルギー要求量(RER)=体重(㎏)×30+70


(2)次に1日当たりに必要なエネルギー量を求めます。


 1日当たりに必要なエネルギー量(DER)=(1)で出たRER×係数



係数は下記を参考にしてください。


・生後4カ月未満の犬:3.0


・生後4カ月から9カ月までの犬:2.5


・生後10カ月から12カ月までの犬:2.0


・避妊・去勢済みの成犬:1.6


・避妊・去勢をしていない成犬:1.8


・シニア犬:1.4


・肥満傾向の犬:1.4



具体的な算出方法

それでは、具体例で犬に必要な1日のカロリーを計算してみます。


【具体例】体重10kgの避妊・去勢済みの成犬

1)安静時のエネルギー要求量(kcal)=10(kg)×30+70

  =370kcal


2)1日あたりのエネルギー要求量 (kcal)=370×1.6

  =592kcal


体重10kgで避妊・去勢済みの成犬は、1日に必要な摂取カロリーが592kcalとなります。

1日に必要なカロリーを摂取し過ぎると体重増加、逆に摂取が不足すると体重減少につながりやすくなります。

愛犬に必要なカロリーを知るために、一度計算してみてくださいね。

参考サイト:環境省『飼い主のためのペットフード・ガイドライン



【目的別】おすすめのおやつ

愛犬がよろこんでおやつを食べている姿を見ると幸せな気持ちになりますよね。


しかし、与えるときは目的をもって適したおやつを選ぶことが肝心です。


ここでは目的別におすすめのおやつをご紹介します。参考にしてください。


トレーニングのときに与えたい場合

トレーニングのときに与えたい場合

トレーニング中は犬が集中することが重要なため、引きつけやすい嗜好性の高いおやつが適しています。

嗜好性の高いおやつといえば、肉の風味を活かしたジャーキーや香りの強いチーズなどが挙げられます。

トレーニングのときは少量ずつを与えたほうがよいので、一口サイズのものか、手で簡単に小さくできるタイプのものにしましょう。

食欲不振の場合

食欲不振の場合

食欲低下があるときは、風味が強めで消化のよいおやつが適しています。

噛む力や咀嚼の機能が低下してきたハイシニア犬には、ふやかしたフードの上に栄養が補えるトッピングをしてあげるとよいでしょう。

GoDoggyの「モンゴル産馬ミックスふりかけ」「ヒマラヤ産ヤクチーズふりかけ」をフードにかけてあげると食欲をそそるかもしれません。ぜひ試してみてください。


食物アレルギーが気になる場合

食物アレルギーが気になる場合

食物アレルギーがあったり、気になったりする場合は、添加物が含まれておらず、自然本来の素材で作られたシンプルなおやつがおすすめです。

アレルゲンは食材だけではなく、油脂や副産物などの可能性もあります。

気になる場合は獣医師に相談し、アレルゲンを特定するためにアレルギー検査を受けてみるとよいでしょう。

留守番時間が長くなりそうな場合

留守番時間が長くなりそうな場合

留守番時間が長くなりそうなときは、長持ちタイプのおやつがおすすめです。

GoDoggyの「ヒマラヤ産ヤクチーズ」は、長時間噛んでいられるため、犬は夢中になって過ごせるでしょう。

多くの犬が好むヤクチーズが主原材料で、添加物は一切使用しておらず、べたつきがないのも特徴的です。

歯磨きが苦手な場合

歯磨きが苦手な場合

歯磨きが苦手な犬には、歯と歯茎の健康維持に役立つデンタル効果のあるおやつが適しています。

ただし、市販されている一部の歯磨きガム商品には、キシリトールやプロピレングリコールなど、ひとには無害でも犬には有害な成分が含まれている場合があります。

原材料の欄をしっかりとチェックしてください。

GoDoggyからは、歯石の除去と口臭予防が期待できる「ブリースティックチュー」がおすすめです。原材料は牛のホルバーだけで全年齢の犬が楽しめます。


まとめ

おやつが大好きでたくさん欲しがる犬も多いですが、おやつはトレーニングのご褒美、またはコミュニケーションを図るためのものです。

犬の健康を考えておやつを与えるのならば、無添加で原材料の産地や製造工程が明らかな商品を選ぶことをおすすめします。

また、理想的なおやつの量は、1日に必要なカロリーの10~20%以下なので、フードとのバランスを考えて与えるようにしてください。

必要であれば、1日どのくらいのカロリー摂取が目安なのかを計算してみましょう。

おやつが愛犬との絆を深めるチャンスであることを忘れず、適量とタイミングを考えて活用するように心がけたいですね。

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