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農場のカボチャの束の前に座っているかわいいゴールデンラブラドゥードル犬。

ワンちゃんにかぼちゃをあげても大丈夫?メリットと注意点を解説

ワンちゃんが栄養たっぷりのかぼちゃを食べても問題ありません。しかし与える際は注意が必要です。かぼちゃの栄養や与える際の注意点などを解説します。ワンちゃんと一緒にかぼちゃを食べて、ハロウィンパーティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。

かぼちゃの栄養とは?

かぼちゃには、どのような栄養が含まれているのでしょうか?ここでは手に入りやすい西洋かぼちゃで解説します。

ビタミンたっぷり

かぼちゃはビタミン豊富な野菜です。ワンちゃんの抗酸化作用や免疫力アップをサポートしてくれるでしょう。
特に多く含まれるのがβ-カロテン。茹でたかぼちゃには、4000μg(マイクログラム)も含まれています。蒸したじゃがいもでは4μgなので、どれほど多く含まれているかわかりますね。

 β-カロテンは、かぼちゃや人参などの緑黄色野菜に多く含まれる成分です。抗酸化作用があり、免疫力アップや老化予防などが期待されます。

また、体に吸収されたβ-カロテンの一部はビタミンAに変換されます。ビタミンAは「脂溶性ビタミン」のひとつ。粘膜の健康維持、抵抗力を高める働きをしています。

ビタミンCは、水に溶ける水溶性ビタミンです。ビタミンCも、蒸したじゃがいも11mgに対してかぼちゃは32mgと豊富に含まれています。ワンちゃんは、もともとビタミンCを体内で生成できるので、それほど必要としないといわれています。しかし、激しい運動をしたあとなどには補給してあげたいビタミンです。
参考サイト「食品成分データベース」

ミネラル「カリウム」と「鉄」も豊富

かぼちゃは、カリウムや鉄などミネラルも豊富です。カリウムはナトリウムとともに細胞の浸透圧を調整し、一定に維持してします。また、筋肉や神経機能を調節する役割もあります。摂りすぎたナトリウム(塩分)を排出するのもカリウムの仕事です。

鉄は、ヘモグロビンの構成成分。細胞に酸素を運ぶ重要な役割があります。鉄の適切な摂取は、貧血の予防に役立ちます。

食物繊維でお腹すっきり

食物繊維が多く含まれているのもかぼちゃの特徴です。便秘気味のワンちゃんのお通じをサポートしてくれるでしょう。 

食物繊維は、水溶性と不溶性の2種類に分けられます。食物繊維は多糖類であり糖の仲間ですが、水溶性、不溶性いずれも消化されないため体内には吸収されません。かぼちゃにはどちらの食物繊維も含まれていますが、特に不溶性が多めです。

水溶性食物繊維は、時間をかけてお腹の中を移動するので腹持ちがよく、食べ過ぎを予防してくれます。不溶性食物繊維の働きは、大腸を刺激して便の排出を促すこと。有害物質も吸収して体外に出してくれます。

水溶性、不溶性の共通点は大腸内で発酵し、分解されること。それをエサにするのが、ビフィズス菌などの善玉菌です。お腹に善玉菌を増やし、ワンちゃんの腸内環境を整えてくれます。

与えるときの注意点

ワンちゃんにかぼちゃを与える際は、いくつか注意点があります。ワンちゃんが体調不良にならないよう、与える前にしっかり把握しておきましょう。

療法食を食べているワンちゃんには与えない

動物病院で療法食を処方されているワンちゃんに、かぼちゃを食べさせないでください。勝手に与えると、なんらかの影響が出る可能性があります。
与えたい場合は、事前にかかりつけの動物病院で必ず相談してください。下痢をしている、吐いているなど体調不良のワンちゃんに与えるのもやめましょう。

加熱してから与える

生のままでは消化に負担がかかります。必ず加熱したものをワンちゃんに与えましょう。皮は加熱すれば柔らかくなるので、すりつぶすか小さくカットしてから食べさせます。種は喉に引っ掛かる恐れがあるので、与えないでください。

味付けしない!人間用も与えない!

ワンちゃんに与えるかぼちゃは味付け不要です。人間用に作られた煮物やサラダは味が濃すぎるので、食べさせないよう注意してください。かぼちゃプリン、かぼちゃケーキも糖分が多いためNGです。

適切な量を与える

いくら栄養豊富だからといって、食べ過ぎには注意しましょう。トッピングかおやつとして、1日に必要なカロリーの1020%にとどめます。
例えば、避妊、去勢手術後の体重10キログラムの健康な大人ワンちゃんが必要とするカロリーは約 630kcal。そのうちの20%は126kcalです。茹でたかぼちゃが、100gあたり80kcalなので、およそ158gが適切量となります。冷凍かぼちゃ3個程度がイメージしやすいでしょう。

かぼちゃの適量は、ワンちゃんの年齢や体重、運動量などによっても異なります。どのくらい与えればよいか迷う場合は、1日に与えるフード全量をバットやトレーに広げてみましょう。そうすると、1020%量がどの程度か見た目でわかります。

かぼちゃはカロリーが高く、大量に食べ続けると肥満の原因になります。甘みがあって、ワンちゃんが好むので気を付けてください。かぼちゃでお腹いっぱいになってドッグフードが食べられなくなると、栄養バランス崩れてしまいます。

少しずつ与える

最初はいきなり10~20%分与えるのではなく、ほんの少しを食べさせてから様子を見てください。その際、吐いたり下痢をしたりしたら与えるのは中止して、動物病院を受診しましょう。かぼちゃを食べたことと食べた量を獣医師に伝えてください。

おすすめの与え方

茹でたカボチャ

・茹でる・蒸す
茹でたり、蒸したりしたかぼちゃは、冷ましてからワンちゃんに食べさせましょう。市販の冷凍かぼちゃを、電子レンジで加熱するのもおすすめです。

つぶしてピューレ状にすると、トッピングに便利。ウエットフードにそのまま混ぜれば、噛む力の弱い子犬やシニアのワンちゃんも食べやすいでしょう。ワンちゃん用ミルクや無糖ヨーグルトに混ぜたおやつもおすすめです。ピューレは小分けにして冷凍庫で保存するといつでも与えられます。

・焼く
薄くスライスしたかぼちゃをオーブンで焼きます。フライパンで油を使って焼く場合は、カロリーオーバーになりやすいので気を付けましょう。冷ましてそのままフードにトッピングしてください。他のおやつと一緒にコングに詰めて与えてもいいですね。口の小さなワンちゃんには、細かくカットしてから食べさせてください。

まとめ

ワンちゃんにかぼちゃを与えても大丈夫です。かぼちゃはビタミンやミネラル、食物繊維が豊富な野菜。ワンちゃんのトッピングやおやつに向いています。種を取り除き、加熱して柔らかくしたものを食べさせましょう。 

ただし、かぼちゃは甘く、カロリーも高めなので食べ過ぎには注意しましょう。1日必要なカロリーの10~20%が適量です。人間用の煮物やサラダ、デザートは味が濃すぎるので欲しがってもあげないでくださいね。ワンちゃんとのハロウィンパーティー、おいしく安全に楽しみましょう。