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ワンちゃんにお薬を服用させるには?嫌がらずに飲ませる方法を解説

ワンちゃんにお薬を服用させるには?嫌がらずに飲ませる方法を解説

お薬を拒否するワンちゃんは多く、大変な思いをしている飼い主さんは少なくありません。今回はお薬の種類別に服用させるときのポイントや飼い主さんができる5つのことを詳しく解説します。また、ワンちゃんにストレスを与えないように飲ませるコツもご紹介します。



ワンちゃんがお薬を嫌がる理由とは?

一般的にお薬を飲みたがらないワンちゃんは多いですが、ワンちゃんにもお薬を飲みたくない理由はあります。


良薬は口に苦しということわざがありますが、「おいしくないから口に入れたくない」という理由は、ワンちゃんにも当てはまっているのかもしれません。


また、「においが苦手」という理由もあるでしょう。


ワンちゃんはにおいに敏感なので、お薬特有のにおいに拒否反応を示すことも少なくありません。


さらに、飼い主さんがお薬を飲ませなければと焦ったり、お薬を拒否したワンちゃんにイライラしたりしてしまうこともあるかと思います。


このような理由からワンちゃんは、お薬というものはおいしくない、においが苦手、飼い主さんが嫌なことをしてくると認識してしまい、お薬を拒否するようになってしまいます。



お薬を服用させるときのポイントを種類別に解説

ワンちゃんが嫌がってしまうときに無理やり飲ませるのは避けるべきです。


嫌がるのを無理やり飲ませたことがあると、お薬の袋をガサガサしただけでも、お薬を見ただけでも逃げ回ってしまうことになりかねません。


では、ワンちゃんがどうしてもお薬を飲んでくれないときはどうしたらいいのでしょうか。


お薬の種類別にワンちゃんに与えやすくする方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。



錠剤・カプセル剤の場合

錠剤やカプセル剤は、中に粉や液状のお薬が入っているため、苦味などが軽減されたり、飲みやすいのが特徴です。


しかしその反面、お水なしで服用すると、喉や食道に張り付きやすく、粘膜を傷めてしまうこともあるという点があります。


お水と同時に飲んでくれれば問題は少ないのですが、元々お水を飲まないワンちゃんには、いつも食べているフードやおやつに混ぜておくとよいでしょう。


ワンちゃんが嫌がらなければ、飼い主さんが直接お口の中に入れるという方法もあり、インターネットの情報や動画などでも飲ませ方を知ることができます。


しかし、この方法は、普段から口や鼻の周りを触っても嫌がらないワンちゃんだと成功しやすい方法です。


まずは一度、実際に獣医師がやっているところを見せてもらったほうがよいでしょう。


きちんとやり方を教えてもらってから試すようにしたほうが賢明です。



粉の場合

粉薬は消化がよく、効き目が早いという点がメリットです。


粉薬の場合は、普段食べているフードやおやつ、またはワンちゃんの好きな食べ物にかけるか混ぜるかすると与えやすいでしょう。


きついにおいではなく、苦味がなく、少量であれば、抵抗なく飲めてしまえるワンちゃんもいます。


もし、食べ物にかける、混ぜる方法がうまくいかなかった場合は、ワンちゃん専用のミルクに溶かして与えてみるのもおすすめです。


お水で溶かしたものをシリンジやスポイトで与える方法も有効なので、お薬を処方されたときに獣医師に相談してみてください。



液剤・シロップ剤の場合

液剤やシロップ剤は、お薬の成分が溶けているものなので、消化吸収がよく効き目も早いという点が特徴です。


この種類のお薬が処方される場合、一般的にはシリンジかスポイトも一緒に出してくれる獣医師が多いです。飲ませ方についても獣医師から説明があります。


液剤とシロップ剤には甘味が付いているものが多いので、ワンちゃんは比較的飲みやすいかもしれません。


しかし、どうしてもワンちゃんが苦手とするお薬の形状があるかもしれませんし、飼い主さんがシリンジやスポイトで与えにくいこともあるでしょう。


そのような事態が予測できるのであれば、診察中に獣医師に相談してみてくださいね。もしかしたら同じ効能の別の形状のお薬に変えてくれることもあります。



ワンちゃんにお薬を服用させるために飼い主さんがすべき4つのこと


この章では、ワンちゃんにお薬を服用させるために飼い主さんがすべき4つのことについてお伝えします。ぜひ参考にしてください。



飼い主さんは普段通りにする

まずは、ワンちゃんがストレスを感じにくく、お薬を与える飼い主さんがリラックスすることが大切です。


ワンちゃんはいつも飼い主さんの様子を見ているので、普段と違う言動を察する能力は高いです。


できるだけいつもと同じような接し方で、おやつやご飯を与えるときの自然な流れでお薬を与えてみ

てくださいね。



きちんと飲めたか確認する

最終的にワンちゃんがお薬をきちんと飲めたかどうかの確認はとても大事です。


ワンちゃんのなかには、おやつやご飯に混ぜたはずのお薬だけを残したり、後から口に入れたはずのお薬を吐き出したりする賢い子もいます。


うまく飲み込めたか最後まで、飼い主さんは目の前で見守ってください。誤嚥にも十分な配慮が必要です。



ワンちゃんがお薬を飲める工夫をする

一般的に多くのワンちゃんは、味やにおいでお薬を敬遠しがちです。お薬だけをそのまますんなりと飲んでくれるワンちゃんは少ないでしょう。


しかし、飼い主さんが無理やりワンちゃんのお口に入れてはいけません。嫌がったワンちゃんに噛まれてしまう恐れがあり危険です。


ワンちゃんも年齢を重ねてくると、病気になったりケガをしたりして、お薬を飲まなければならないことが増えてきます。


将来的なこともふまえて、ワンちゃんがお薬を服用することに抵抗感を持たないようにするための工夫は大切です。


それでは、お薬を飲みやすくする代表的な工夫を3つご紹介していきます。


ご飯のなかに混ぜてみる

いつも食べているフードのなかに入れてみるのが一番自然かもしれません。


しかし、フードだけを食べて、お薬だけが器に残っていたという事態もあるようです。


器やその周りにお薬だけが取り残されていないかの確認を忘れないでくださいね。



大好物のものと同時に与えてみる

ワンちゃんの好きな食べ物と一緒に与えてみるのも有効な手段です。


例えば、チーズやヨーグルト、サツマイモなど嗜好性が高く、食べ物自体に強いにおいがあるものがおすすめです。


ポイントは、初めから食べ物とお薬をワンちゃんの目の前に出さないことです。


なぜなら、大好物の食べ物でも警戒心によって食べなくなってしまう可能性が高まるからです。


まずは食べ物だけを与え、食べる勢いがついた時点でお薬を与えてみてください。



お薬を包んで飲みやすくする市販の商品を試してみる

お薬を包んで隠してしまうことができる、ワンちゃん専用の投薬補助トリーツや服用ゼリーが市販されています。


投薬補助トリーツは、お薬自体は見えなくなり、お薬特有のにおいも軽減されます。「新しいおやつかな?」と、ワンちゃんがお薬を飲んでくれるかもしれません。


動物病院でもペットショップでも見かけます。ご飯やおやつに混ぜた方法がだめだった場合はこちらを試してみるとよいでしょう。



飲まない場合は獣医師に早めに相談を

しかし、大好物のおやつに包んでみたり、フードに混ぜ込ませたり、あの手この手を使ってもワンちゃんが嫌がってしまうこともありますよね。


ワンちゃんが嫌がってどうしても与えることが難しいときは、早めに獣医師に相談しましょう。



まとめ

ワンちゃんにお薬を飲ませることに大変な思いをしている飼い主さんも多いことでしょう。

しかし、何かしらの体調不良により服用が必要なわけですから、ワンちゃんが一日でも早く回復できるように飼い主さんもがんばりどきです。


獣医師の指示は守る、お薬を与えるときはまず飼い主さんが普段通りにする、きちんと飲めたか最後まで確認をする、飲みやすい工夫をすることがとても大切です。


大切なワンちゃんがお薬を飲まなくてもいいようになることを願っています。