ワンちゃんとコミュニケーションを取る大切さと方法を知ろう!
「ワンちゃんが懐いてくれていない」ように感じる場合、もしかするとコミュニケーションがうまく取れていないのかもしれません。今回はワンちゃんとコミュニケーションを取る方法について詳しく解説します。この機会にぜひコミュニケーションを取る大切さと方法を見直してみましょう。
ワンちゃんとコミュニケーションを取る大切さを知ろう!
ひととワンちゃんが暮らしていくなかで大切なことは、コミュニケーションを取って信頼し合えるようになることです。
ひとと同じく、ワンちゃんにも喜怒哀楽といった感情があります。
ワンちゃんはお喋りできませんが、行為や表情、アイコンタクトなどを使えば、コミュニケーションを取ることが可能です。
飼い主さんはワンちゃんから発信されるサインを理解し、上手にコミュニケーションを取るようにしたいものです。
コミュニケーションを取るときに気をつけること
飼い主さんとワンちゃんがコミュニケーションを取るときに気をつけたいことが3つあります。
それぞれを詳しく解説していきますね。
主従関係を保つこと
最近ではワンちゃんを家族の一員、もしくは子ども同然としている家庭が多いですよね。
これは家庭内では大した問題ではありませんが、家庭外ではさまざまなひとが暮らしているため、飼い主さんとワンちゃんとの間には主従関係は築いておくべきです。
主従関係が築かれていないと、飼い主さんより「立場が上」だと思ってしまうのでワンちゃんは、当然飼い主さんの言うことを聞かなくなるでしょう。
こうなると家庭外で問題を起こしてしまう可能性が高くなり、飼い主さんとワンちゃんが困ったり、よその飼い主さんとワンちゃんに避けられたりするようなことになりかねません。
ワンちゃんに社会性を身につけさせるため、主従関係を築くコミュニケーションを図ることは非常に大事です。
ワンちゃんの体に触るときは「手を見せて話しかけながら触る」こと
ワンちゃんとコミュニケーションを取ろうとして、いきなり頭を撫でたり、背中を触ったりする行為はNGです。
急に体を触られたら、ひとだって嫌ですよね。それはワンちゃんも同じです。
ワンちゃんに触りたいときは、ワンちゃんに見えるように手を出して触るようにしましょう。
そのときは、ワンちゃんの名前を呼んでみたり、「かわいいね」「いい子だね」といったりすると、コミュニケーションがうまく取れるはずです。
飼い主さんから大好きを伝えつつ、お世話をしていけば、きっとワンちゃんと相思相愛になれると思いますよ。
家庭内でのルールは統一させる
家庭でワンちゃんを飼育する場合は、家庭内でワンちゃんに対するルールを統一させることが重要です。
例えば「パパはOKでも、ママはNGな行為がある」ことや、「コマンドの言い方が違う」ことがあると、ワンちゃんは混乱してしまい、トレーニングがうまくいかなくなりがちです。
ワンちゃんがやってもOK・NGなことと、コマンドのフレーズは統一したほうがよいですので、家庭内でしっかりと話し合いをしてくださいね。
ワンちゃんとコミュニケーションを取る5つの方法
ワンちゃんとコミュニケーションを取る5つの方法をご紹介します。
(1)お散歩
お散歩はワンちゃんとのコミュニケーションを取れる大切な方法のひとつです。
お散歩に行こうと誘ったとき、尻尾を振って喜んでくれる姿を見ると、飼い主さんも嬉しくなりますよね。
お散歩中ですが、歩いているときにワンちゃんがチラチラと見つめてきたことはありませんか?
そのときのワンちゃんは、にこやかな表情になっていることが多く、愛らしくてたまらなくなりますよね。
もしかしたら「お散歩楽しいね」と目で伝えてきているのかもしれません。
お散歩はコミュニケーションを取ったり、ワンちゃんに社会性を身につけさせるための大切な習慣です。
飼い主さんもワンちゃんのことをよく見てあげてくださいね。
(2)一緒に遊ぶ
飼い主さんとワンちゃんが一緒に遊ぶことは、最もコミュニケーションを取りやすい方法でしょう。
ボール投げをしたり、ロープの玩具で引っ張り合ったりする遊びは、室内でもでき、ワンちゃんも楽しんでくれます。
また、「おいで」「待て」などのコマンドを覚えさせることもできトレーニングにもなります。
上手にできたら、たくさん褒めてあげてください。
(3)話しかける
多くのワンちゃんは、飼い主さんから話しかけられることに喜びを感じています。
ワンちゃんはとても賢く、言葉を理解する能力は人間の2歳児並みにあるといわれています。
どんなことでも一生懸命に聞いてくれるため、癒されるひとも多いのではないでしょうか。
ワンちゃんと何かをするときは、話しかけながら行ったほうがコミュニケーションを取りやすいといえます。
「何を話しかけていいのかわからない」と言う飼い主さんも多いようですが、どんな些細なことでも構わないのです。
例えば、「今日はお天気がいいね」「夕方のお散歩は何時に行こうか」などでもいいのです。
ワンちゃんから返事が返ってくることはありませんが、ワンちゃんは聞く耳を持っていて、飼い主さんの発する言葉を理解しています。
このようにたくさん話しかけることはコミュニケーションになり、さらにメリットとしてはワンちゃんの認知症予防にも繋がることが挙げられます。
(4)スキンシップを取る
撫でる、抱っこするなどのスキンシップは、ワンちゃんが安心感を覚えて幸せを感じてくれるでしょう。
スキンシップをするときは、優しく話しかけながらすることが大切です。
ワンちゃんは安心感を覚えると、おへそを見せる体勢になったり、わざと背中を向けたりするようになります。
ワンちゃんにとって急所であるおへそや背中、お尻を向けてくるのは信頼の証です。
うまくコミュニケーションが取れているからこその行為といえます。
また、スキンシップのひとつとしてブラッシングを取り入れることもおすすめです。
(5)アイコンタクト
ふとしたとき、ワンちゃんがジーっと見つめてきていることはありませんか?
これは「存在に気づいてほしい」または「かまってほしい」というサインです。
飼い主さんが見つめ返せばアイコンタクトができ、ワンちゃんは「気づいてもらえた」ことで嬉しさを感じるでしょう。
逆に飼い主さんがワンちゃんを見つめたとき、ワンちゃんが目をそらすことがありますが、これは相手に対して攻撃性がないことを表す行為といわれています。
ワンちゃんに目をそらされたことで、嫌われていると勘違いしないであげてくださいね。
コミュニケーションが不足しているワンちゃんに見られること
コミュニケーションが不足がちになると、ワンちゃんは次のようなサインを出すことが多くなります。
・元気がなくなる
・食欲がなくなる
・前脚をしつこく舐める
・飼い主さんに吠える
・物を壊す
飼い主さんの気を引きたくてサインを出しているので、これらのサインを見逃さずに一緒に遊んだり、たくさん話しかけたりしてあげてください。
まとめ
ワンちゃんとコミュニケーションを取る大切さと方法についてお伝えしました。
コミュニケーションを取るときに大切なことは、
・飼い主さんとワンちゃんの主従関係を保つこと
・ワンちゃんの体に触るときは手を見せて話しかけながら
・家庭内のルールは統一する
これら3つが重要であることがわかりました。
ワンちゃんはお話はできませんが、目で訴えてきたり、前脚を上手に使って合図をしてきたりなど、体全身を使ってコミュニケーションを取ろうとしています。
日常生活のなかで、ワンちゃんがどのような仕草をしているのかを観察しておくことも大切です。
大切なワンちゃんとのコミュニケーションを取る時間を大事にしてくださいね。