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フリーズドライのおやつにはメリットがいっぱい!注意点をおさえて上手にあたえよう

フリーズドライのおやつにはメリットがいっぱい!注意点をおさえて上手にあたえよう

最近ではフリーズドライ製法で作られた食品が多く売られていますが、ワンちゃんのおやつやフードでも見かけるようになりました。今回はワンちゃんに与えたいフリーズドライのメリットについて詳しく解説します。また、注意点もまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。


フリーズドライとは?

フリーズドライとは、「フリーズ(凍らせる)」と「ドライ(乾燥)」を合わせた言葉で、食品を凍結させたままの状態で乾燥させることを指します。

また、フリーズドライ製法とは、調理した食品を約マイナス30度で凍結させたのち、真空凍結乾燥機に入れ、真空下で凍結させる技術のことです。


昨今ではひとの食品でも多く見受けられ、即席ラーメンの具材、ブロックの形状をしたお味噌汁や鍋の素、雑炊、カレーなどもあります。

風味が損なわれることなく、お湯または水を注ぐだけで手軽に食べられる食品として注目されています。


フリーズドライで作られたおやつのメリット

ワンちゃんのおやつ市場にもフリーズドライ製法で作られた数多くのおやつが出回るようになってきました。

店舗によっては特設コーナーが設けられているところもありますし、ネットで検索をしてみると、たくさんのフリーズドライの商品が紹介されています。


では、フリーズドライのおやつにはどのようなメリットがあるのかご存じでしょうか。


5つのメリットについて、ひとつずつ詳しく解説していきます。


簡単に食べることができる

お湯または水を注げば、フリーズドライになる前の食品に戻るため、数秒ないし数分で食べることが可能です。

また、必ずしもお湯または水といった水分を必要とすることなく、フリーズドライ状態のまま食べられるおやつやフードもあります。

手間ひまをかけずに済み、ワンちゃんもすぐ食べることができて満足してくれるでしょう。


栄養価が高い

凍結して乾燥させたおやつやフードは、栄養価を保ったままワンちゃんに与えることができます。

食材によっては、加熱によって栄養の成分が損失することがあります。


フリーズドライを製造するときは、食品を凍結して真空下で乾燥させるため、食材の色や香り、栄養価が損なわれにくいというメリットがあります。


加熱により栄養価が低くなってしまいがちな食品でも、フリーズドライ製法で作られたおやつやフードは、ほかの製法と比較すると栄養価の損失が少ないのが特長的です。


これなら栄養が凝縮されたままワンちゃんに与えることができますよね。


フードの食いつきをよくするためのトッピングにできる

ワンちゃん用のフリーズドライには、納豆やチーズキューブ、野菜、レバーなど、たくさんの種類があります。

フードだけでは食いつきがよくない場合には、水分を通さずに細かくちぎり、トッピングとしてフードにかけるのもおすすめです。


もちろん、水分をかけてふやかし、いつも食べているフードに混ぜてあげてもOKです。

年をとってカリカリのフードを食べにくそうにしているワンちゃんには、一緒にふやかして栄養補給の一品としてあげてもよいでしょう。


添加物不使用でも長期保存ができる

水分量が多い食品は傷みやすく、微生物の繁殖スピードが早いため、腐らせないように保存料などの添加物の含有量が多いものです。


その点フリーズドライのおやつやフードは、水分を抜いて作られているので、保存料が入っていなくても賞味期限が長く、長期保存が可能なのです。


長期保存ができれば備蓄しておくこともできますね。


小さく軽量のため外出時の携帯に便利

フリーズドライになっているおやつやフードは、通常のサイズより小さく、軽量であることが特徴です。かさばらないため、ワンちゃんを連れての旅行や、頻繁にお出かけをする飼い主さんにぴったりでしょう。


フリーズドライで作られたおやつの注意点

フリーズドライのおやつにはメリットがある反面、注意したいことがいくつかあるので、ご紹介していきます。


割れやすい

フリーズドライ製法で作られた食品は、水分を抜いた状態で固形になっているため、小さな穴がいくつも開いています。その穴に水分が吸収されることで元の形状に戻るのですが、乾燥している状態だと、少しの力で握ったり、ちぎったりするだけでポロポロと割れてしまいます。


湿気を含みやすい

食品の水分を完全に抜いてあり、いくつもの穴が開いているので、少しの水分量でも吸収率は高いです。

保管する際は密封できる容器に入れ、乾燥剤も入れましょう。


与え過ぎてしまう

フリーズドライのおやつのなかには、水分を必要としないものもあります。簡単に手で細かくすることができるので、ワンちゃんに与えやすいです。


しかし、栄養は詰まっているため、与え過ぎには注意が必要です。

ワンちゃんが欲しがるだけ与えてしまうと、カロリーオーバーで体重が増加し、肥満になってしまうでしょう。

適量を与えるということを守ってくださいね。


通常タイプのものより高価

フリーズドライのおやつやフードを作るためには、大規模な設備が必要なため、コストがかかります。また、加工する、凍らせる製造工程の手間ひまがかかり、どうしても販売価格が高くなってしまうのです。


フリーズドライを食する手軽さを考慮すると、通常の製法で作られた食品よりも値段が高いのは致し方ないのかもしれませんね。


フリーズドライのおやつをおすすめする理由

ワンちゃんが欲しがるだけおやつを与えすぎてしまうと、肥満やそれに伴う疾患の根本的な原因になることもありえます。

また、おやつばかりをねだり、ドッグフードを食べなくなってしまうこともありますよね。

このようなことから、ワンちゃんの食生活について悩む飼い主さんも多いのではないでしょうか。


ワンちゃんの食生活を改善したいと思っている飼い主さんには、フリーズドライのおやつをおすすめします。

では、おすすめする理由を述べていきますね。


好き嫌い、食べムラの防止策になる

ワンちゃんにも食べ物の好き嫌いはあります。お肉が好きな子もいれば、お魚のほうが好きな子もいたり、野菜や果物が苦手だったりする子もいるでしょう。

まんべんなく栄養を摂ることは、ひとと同じく難しいものですよね。しかし、栄養が偏りがちになってしまうのではないかと心配をする飼い主さんは少なくありません。


フリーズドライのおやつは、においが少なく、栄養がギュッと詰まっていることが魅力です。

例えば、貧血予防やスタミナをつけさせるためにレバーを食べてほしいけれど、生のままだとにおいのせいか食べてくれないワンちゃんや、食べ物の見た目だけで敬遠しがちなワンちゃんには、キューブ状になっているものがよいでしょう。


おやつが救世主になることも十分あります。

好き嫌いが多いワンちゃんや、フードの食べムラがありすぎるワンちゃんには、一度フリーズドライのおやつをあげてみてください。


安心・安全に与えられるおやつである

ワンちゃん専用のおやつの種類は、星の数ほど売られているといっても過言ではありません。売り場にはさまざまな種類のおやつがひしめき合っています。

しかし、ワンちゃんにも食べ物の好みはありますし、アレルギーがあるワンちゃんに与えるおやつ選びは難しいですよね。

また、実際に与えてみたところ、下痢をしてしまったり、体を痒がるようになったりする場合もありがちです。


そうなると「どれを与えていいのかわからない」「これは与えても大丈夫なのだろうか」「いっそのことおやつをあげることを止めようか…」と思い始める飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。


ですが、基本的にワンちゃんはおやつが大好きですし、躾のご褒美としておやつは欠かせないこともありますよね。

そのような事態に陥ってしまっているときには、ぜひフリーズドライ製法で作られたおやつを試してみてください。


以下のようなおやつを探している飼い主さんには、フリーズドライのおやつがぴったり当てはまると思います。


・添加物の入っていないもの

・栄養価が高いもの

・フードのトッピングとしても使えるもの

・持ち運ぶときに軽くてかさばらないもの

・与えやすいもの

・賞味期限が長いもの


食べる量をきちんと決めてワンちゃんに与えてあげてください。かわいいからといって、ついついあげたくなる気持ちはわかりますが、適量を与えることがワンちゃんの健康のためです。


まとめ

フリーズドライのおやつやフードには、

・簡単に食べられる

・栄養価が高い

・トッピングとしても使える

・添加物が入っていない

・長期保存が可能

・携帯に便利

このようなメリットがあることがわかりました。


反対にデメリットは、

・割れやすい

・湿気を含みやすい

・与えすぎてしまう

・高価

このようなことが挙げられます。


ワンちゃんにおやつを与えたくない理由として、「肥満になるから」「ドッグフードを食べなくなるから」などと答える飼い主さんもいますよね。


しかしそれは、適量を与えていないことが考えられます。ワンちゃんは勝手におやつを食べることはできないので、飼い主さんの与え方次第でしょう。


飼い主さんの指示に従うことができたときに、ご褒美のおやつをもらえたワンちゃんは、どんどんお利口さんになります。


「おやつは太るからあげない」と決めつけるのではなく、TPOに合わせて柔軟に与えてあげてみてください。


ワンちゃんのおやつタイムが楽しくなり、ばっちり栄養が摂れるフリーズドライのおやつ、取り入れてみてはいかがでしょうか。